2019.11.28  都道府県対抗戦 11/17開催(茨城県水戸市)のご報告です

 

内閣総理大臣賞争奪「第27回都道府県対抗 全国ダンススポーツ大会」in茨城が、11/17(日)アダストリア・みとアリーナにおいて開催されました。近県だったため、福島県団体戦の代表選手18名はそれぞれ当日朝の会場集合となりました。前泊した私たちは、水戸徳川家の歴史と文化に息づく、紅葉真っ盛りの水戸偕楽園を散策し、もみじのライトアップを見て秋を満喫しました。

 

大会会場は、真新しい国体開催体育館でフロアーも広く、総勢308組(総エントリー数422組)と、観戦のお客さまで大賑わいでした。全国(北海道から鹿児島まで)のトップレベルの競技ダンスを目にすることのできる絶好の機会です。前半はラテンの個人戦、そして団体戦のラテンとスタンダード、その後にスタンダードの個人戦と進行しました。個人戦では、シニアⅡAラテンで古川・鈴木組が優勝との吉報を聞き、団体戦勝利に向けて意気高揚が図られました。

 

団体戦に先立ち、地元の水戸葵陵高等学校書道部によるスペシャル・パフォーマンスがありました。縦4m×横6mの白布の上に、大筆でバケツの墨をタップリ漬けて「競舞」の文字を力強く書き上げ、会場に集まった選手団にパワーを送っていました。

 

 

 

代表選手18名は、期待と興奮を胸に秘め、団体戦入賞を目指して挑みました。今年度から国体を見据えて、団体参加資格の見直しがあり、ラテン・スタンダード共に少年AB15歳以下のクラス)が含まれ、ジュニア層の薄い県は他県から選手を借りてエントリーする例もありました。東北では福島県と岩手県がラテン・スタンダードに、宮城県はスタンダードのみと、ジュニア層の育成・強化が急務と感じました。団体エントリーができない県が多くある中で参加できたことは、福島県として大きな意義があったと思います。また、参加した選手のご家族のサポートがあったからこそ実現できたと思います。

 

団体戦が予選・リダンス・準決・決勝と進むなかで、特に印象的だったのが、斎藤昴琉・斎藤はなの組(少年AB)です回を重ねるごとに、笑顔がはずみ自信みなぎるパフォーマンスに、応援にも熱が入りました。後藤元暉・木戸陽菜乃組C少年ABの楽しんでいる踊りや、斎藤岳琉・木戸琴巴組(Sa少年AB)のダイナミックな踊りは、全国レベルに引け劣らないと感じました。

 

また、藤田修・久下八寿子組(シニアⅡ)、齋藤弘美・久美子組(成年)、大内彰・まい組(Vw フリー)、和知重信・嘉栄組(シニアⅡ)、熊谷義昭・正子組(成年)、古川勲・鈴木陽子組(フリー)と練習の成果を遺憾なく発揮され、団体戦という緊張感を味わいながらも生き生きと演技していただきました。

 

 

団体戦の結果は、全国の強豪が集まる中で残念ながら、ラテン13位・スタンダード13位の、団体総合13位でした。(総合1位 東京都・2位 神奈川県・3位 栃木県・4位 富山県・5位 茨城県・6位 北海道、東北では13位福島県・14位岩手県・順位なしの宮城県)

 

今回の県別対抗戦に先立ち、福島県ダンススポーツ連盟からの旅費補助や昼食手配等をしていただき、福島県団体代表選手の団長として、深く感謝申し上げます。代表選手との親睦や他県との交流も深まり、メンタル・技術面の強化を計り更なる高みを目指して、今後の競技に取組んで行きたいと考えます。福島県チームのこれからを楽しみにしてください。

 

【報告者】福島県団体戦代表選手団長 熊谷義昭