少し前のお話になります。昨年の11月末ころに、プロ教室主催のパーティーに出席することになりまして、その席でサークル会員のおひとりが、「私も一度でいいからドレスを着て踊ってみたいわ!」と言いました。そうか、そう言えば、今年は残念な年であったけれども、心に残る何かで締めくくりたいと思っていた私たちは、12月17日に「お楽しみ会」を企画しました。
お友達から借りたドレスをかき集め、なんとか10着以上をハンガーにつるしました。問題はサイズです。背丈や体型に合うかどうか。試着を重ね、お気に入りのドレスを選んでもらいました。
当日は午前10時からゆっくりと、ダンスメイクとヘアーセットを行います。初めて「つけまつげ」をつける方もいて、自分の顔の変化にびっくりしています。お友達も駆けつけてメイクを手伝ってくれました。マスクをつけ、手指をアルコールで洗浄しながら、会話を最小限にして、距離をたもって準備します。
午前11時からの最初のプログラムは、5組でのラテンフォーメーション、ルンバとチャチャチャです。1回目はうまくいきません。気を取り直して2回目、3回目と続けますが、これでは練習会と変わりませんね。
12時から昼食です。バスケットに詰めたおにぎりとお茶とお菓子を、20名の参加者に渡して、離れて食べてもらいます。会話を控えていただきました。食べ終わった方からドレスに着替えます。果たしてチャックは上がるのでしょうか。
音源はJDSFオリジナルCDを用いました。あらかじめダンス種目と曲を選定しています。おひとり様1曲以上2曲までとしています。一緒に踊りたいパートナーを事前に選んでいただきました。「発表会」と言うほど練習もしていないので、「お楽しみ会」と言うべきでしょう。
午後2時からはいつものパーティー形式で楽しみました。1曲ごとに手をアルコールで洗浄します。3時に全員で写真を撮って解散しました。何もできない1年でしたが、最後に思い出に残るイベントができて良かったと、会員の皆さんと喜んでいます。
原町ダンススポーツサークル・アマポーラ
(JDSF福島・相双支部)