2022.04.07 (財)日本スポーツ協会のコーチ3資格の取得に向けて(古川勲さんの寄稿です)

 

ブレイクダンスが2024年パリ・オリンピックの正式種目になったことは大変嬉しいニュースです。スポーツとしてのダンスカテゴリーを統括する「日本ダンススポーツ連盟」は、(財)日本スポーツ協会(旧日本体育協会)の傘下団体として、コーチングスタッフの充実・育成を求められています。

 

コーチ1が地域のダンスサークルを指導する普及指導員とすれば、コーチ2は県内レベルの技術指導員です。そして今回、古川勲さんと鈴木陽子さんが取得されたコーチ3は、県代表を率いて全国大会に参加するレベルです。ちなみに、コーチ4は日本代表を引率して国際大会に参加するレベルです。

 

(参考)日本スポーツ協会のコーチ指導者については以下のサイトをご覧ください。

https://www.japan-sports.or.jp/coach/tabid58.html

 

(参考)ダンススポーツの公認コーチ1に関する資格概要は以下のサイトをご覧ください。

https://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/data/ikusei/doc/guide/Dance_Sport_Coach1.pdf

 

 

 

日本スポーツ協会のコーチ3資格取得について

 

福島県ダンススポーツ連盟  古川 勲

              鈴木 陽子

 

 

213月に、日本ダンススポーツ連盟(JDSF)普及本部から、日本スポーツ協会(JSPO)のコーチ3の講習会受講についての案内がありました。すでにコーチ1の資格を取得していましたが、上位のコーチ3資格取得を以前から希望していましたので迷わず申し込みました。

 

213月から221月末までの期間、資格取得に向けた講習スケジュールに沿って学習を進めてきた結果、今年3月末に晴れてコーチ3の合格通知が届きました。

 

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コロナ禍の影響もあり、これまでの集合講習(1週間の泊まり込み研修)から、リモート講習(総時間210時間)へと切り替わり、私たちを含め全国のダンススポーツ連盟から13名が参加しました。

 

送られてきた400ページのリファレンスブックを読み込み、その内容にもとづいたオンラインテストを受け、全ての項目で60点以上をクリアすることが次のステップに進める条件でした。

 

共通科目のオンラインテストを無事にクリアできた後は、次に配布されてきたワークブック110ページの課題に対し、自宅でYouTube動画を視聴しながら進める学習に移りました。さらに専任講師によるオンライン講習が続き、グループごとのディスカッション、グループ全体への発表を経て、新たな知見や気付きがありとても充実した内容でした。

 

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 専門科目では、ダンススポーツコーチングの実技試験として、1種目を選択し、既定フィガーの実技指導の様子を、15分動画に撮影して提出する課題がありました。実演するカップルにご協力をいただき、リハーサルを重ねて無事に課題を撮り終えることができました。

 

その後に、ダンススポーツ連盟より送られてきたリモート研修のYouTube動画視聴(23時間)とレポート作成、更に、オンライン講習2日間(17時間)を受けました。ダンススポーツ専門科目も著名な講師陣による大変有意義な内容であり、今後の指導に生かせる貴重なものでした。

 

更に、ダンススポーツ教本10(10種目)の中から1冊を選び、その感想文(1,0002,000)を提出する課題がありました。全ての講習をクリアし、数々のレポートを提出し、ようやく専門科目であるダンススポーツの講習を終えることができました。

 

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共通科目(JSPO)と専門科目(JDSF)の受講と課題の提出、および試験の全てを今年1月末に終了し、ようやく長期間の学習から解放されました。すべてをやりとげた満足感と多少の不安を抱きながら3月の結果を待ちました。3月末に無事に二人とも、合格通知を受け取ることができました。

 

この度、パートナーの鈴木陽子さんと共に、()日本スポーツ協会のコーチ3資格取得に挑戦しましたが、今後とも日本ダンススポーツ連盟(JDSF)から、同様の募集があった際には、皆さんも資格取得を目指して挑戦してみてください。ご参考になれば幸いです。

 

令和444